みっけオーディオブログ オーディオよもやま話

B&W 805diamond の特徴

■日本で大ヒットしたB&W『805diamond』

 

B&W(Bowers&Wilkins)の800シリーズは、1980年の登場時からスタジオモニターとしてたいへんに有名ですが、800Diamondシリーズはその直系のモデルです。今さら声高にして言うことでもありませんが、Diamondは、ツィーターにダイヤモンドを用いていることからです。

 

 

805Diamondは、その最廉価版となる2ウェイスピーカー、言い換えればDiamondツィーターを用いた最も安価なモデルであったこともあり、特に日本国内では大ヒット商品となりました。

 

 

廉価と言っても、1本で30万円近くしましたから、2ウェイでウーファーが16.5cmということを鑑みても、じゅうぶんにハイエンドと呼んでいいでしょう。

 

 

日本で大ヒットしたのは、価格よりはむしろそのサイズで、悲しいかな、日本の住宅事情に合っていたということなのでしょう。世界的にも、最もこのモデルが売れたのが日本であり、2012年には、特に日本だけをリスペクトした『805Diamondリミテッド・エディション』を発売しています。

 

 

国内における805Diamondの評価・人気は大変なもので、Nautilusチューブローディングの形状がチョンマゲに似ていることから、オーディオファンの間では『殿』の愛称で親しまれました。

 

 

 

スピーカーにダイヤモンドを用いるという発想自体、当時のオーディオ界を驚かせましたが、B&Wの言葉をそのまま借りるなら“理論上の完全なツィーター、すなわちコンピュータ上にしか存在しない究極に硬くゼロ質量のツィーターに最も適した材料がダイヤモンド”なのだそうそうです。少しオーディオを深く突き詰めた方なら、この理論はうなづけることでしょう。

 

 

ただし、高い周波数を澱みなく再生するには軽くなくてはなりません。B&Wは、ダイヤモンドを化学気相成長法と言われる手法で、成功させたのです。

 

 

 

805Diamondを求めた人たちは、ほぼ例外なく、このダイヤモンド・ドーム・ツィーターの再生能力に魅せられたからと言っていいでしょう。

 

 

一度試聴すれば、その解像度は、これまでのスピーカーとは「別世界」であることが分かります。

さらに、805Diamondに限って言えば、その音質を得るために、さほどの室内空間も駆動力をも必要としません。アンプの力量と環境が、そのままスピーカーに率直に反映される、と言った方が分かりやすいでしょうか。

 

 

トールボーイの802diamondあたりになれば、やはりそれなりにアンプを選ぶスピーカーですから。

 

 

 

人気が高いだけあって、中古市場でも価格は高止まりしていますが、ブックシェルフスピーカーの購入を検討されているのであれば、一度は805Diamondを試聴してみることをお勧めします。

 

 

 

 

みっけオーディオはB&Wの買取を強化中。高額買取いたします。

オーディオ買取専門店みっけはB&Wのスピーカーを強力に買取しています。
状態や使用状況、エンクロージャーとユニットの状態を確認させていただき、最高のお見積りを出させていただきます。システム変更や買い替えの場合は是非お気軽にお問い合わせください!

関東圏内出張買取いたします。

関連記事

査定

お電話でのお見積り

フリーダイヤル 0120-06-4147

×