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B&W 600シリーズ の特徴

■B&W・600シリーズ

 

スタジオ用モニターで名を馳せた英国のスピーカーメーカーBowers & Wilkins(以下B&W)が、ホームシアター用スピーカーに積極的に乗り出したのは、2000年のCDMシリーズから。それまでもトールボーイスピーカーでは、圧倒的に高名な同社でしたが、センタースピーカーを配した5.1chをホームシアターシステムの前提とするなら、やはりこの年からでしょう。

もともと、シアタースタジオでも、モニターとして多用されていたB&Wが、ホームシアターに乗り出した意味は大きく、世界中のオーディオファンの注目を浴びました。

 

 

 

CDMシリーズは、当初メインスピーカーであるトールボーイのCDM7、ブックシェルフのCDM2、ミニモニターのCDM1が、5年ほど先行して発売されており、特にミニモニターのCDM1は非常にコストパフォーマンスに優れていたこともあって、大ヒット商品となりました。

B&Wには、これよりさらに先んじて『DM』シリーズがありましたから、CDMシリーズが、ホームシアターを睨んだ商品であったことは、間違いありません。

が、多チャンネル化は、レーザーディスクにこそあったものの、普及するにはDVDの登場を待たなくてはなりませんでした。

オーディオメーカーとしては、それまでステレオで十分だったわけです。

 

 

 

1990年代末になると、DVDが普及し始め、『サラウンド』という言葉と同時に、オーディオシステムにも5.1ch化の波が訪れたのはご承知の通り。

トールボーイで先んじていたB&Wは、CDM7をメインとして、センタースピーカーCDMCNTと、サラウンドスピーカーCDMSNT、サブウーファーのASWCDMを追加発売し、ホームシアターシステムを構成しました。

当時としては、「至高」のホームシアターオーディオと言っても過言ではないでしょう。

オーディオファンが食いついたのは当然のことで、なにしろシアタースタジオで使用されているB&Wの音を、そのまま「ホーム」で再現できるのですから。

特にCDM7やCDM1ユーザーにとっては、労せず「最高のホームシアター」に移行することができる「朗報」以外のなにものでもありませんでした。

 

 

 

CDMシリーズは、翌年(2001年)にはCMシリーズへと受け継がれ、やがて600シリーズ(2007年)へと引き継がれますが、CM1という大人気モデルががあったために平行して販売され続け、ラインナップは煩雑で分かりにくものになりました。

ついに、多くのオーディオファンたちに惜しまれながらCMシリーズが販売終了となったのが2014年。それはひとつのオーディオ史の終了を告げるようでもありました。同時に本格的なホームシアター時代の到来を告げるものでもあったのです。

 

 

 

B&Wに限らず、これまでのハイエンドスピーカーは、ひたすら重厚になり続けていましたが、600シリーズでは一転、シリーズを追うごとに省スペース化が図られました。当然ながら、ホームシアタールームを意識してのことです。

もっとも600シリーズの正式型番は、『DM600』シリーズであり、B&W草創期からの「Domestic Monitor」(家庭内用モニター)哲学に基づいており、そういう意味では、本来のB&Wが目指したものと言えるかも知れません。

 

 

 

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