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B&W Nautilus802 の特徴

■B&Wを代表する名機となったNautilus802

 

 

ハイエンドスピーカーのメーカーとして、その地位を揺るぎないものとした英国のB&Wは、プロ用のスタジオモニターを製作する一方で、必ず同じシリーズにホーム用バージョンを作っています。

 

もっとも、スタジオモニターに使われているスピーカーも、「モニター用として優れている」ため用いられることが多いというだけで、B&Wが特にモニター用と指定しているわけでもないのですが。たとえば、今回とりあげるNautilusのシリーズでは、トップモデルとなるNautilus801の場合、200万円超えの価格はさておき、重量が100kgを超えていますから。やはり一介のオーディオファンがおいそれと手が出せるものではありません。わずか60cm四方くらいのところに100kgの加重は、一般家庭のオーディオルームでは補強しなければ床が抜けてしまいます。

ただし、今回、ホームオーディオ用としてとりあげるNautilus802も、重量は70kgと、日本の家屋なら十分に補強が必要なレベルなのですが。

ハイエンドスピーカーが重いのは、B&Wに限らず、良くも悪くも宿命です。

 

 

 

B&Wのスピーカーのホームオーディオ化は、単なるダウンサイジングではなく、プロ用の大口径ウーファーを、一回り小さいウーファーを2連なり3連なりにしてトールボーイ化することで、低音を補いつつ、狭いスペースに対応するというもので、スコーカー、ツィーターは上位機とまったく同じ物が用いられます。

これにより、スタジオモニターのフラッグシップモデルと、ほぼ同等のスペックが、自宅のオーディオルームでも得られるというわけです。音場によっては上位モデルよりも相性が良かったりもします。

 

 

 

Nautilus802は、上位のNautilus801をトールボーイ化したシリーズモデルですが、このモデルもNautilus801とまったく同じチューブローディングのドームツィーターを備えており、ウーファーのみ801の38cm×1に対し、20cm×2で駆動する、という方式を採用しています。

Nautilus(オウム貝)の名前の元にもなっているツィーターの『チューブローディング』が、いかに画期的であったかについては、Nautilus801のページをご覧いただくか、別途検索していただくとして、注目すべきは、上位となるNautilus801がB&Wでも数少ない38cmの大口径ウーファーを採用したことです。

前身モデルのMatrix801は30cmウーファーでしたから、下位モデルのMatrix802は18cm×2のウーファーでトールボーイ化されていますが、Nautilus801でアップグレードしたことによって、トールボーイのNautilus802も20cm×2になりました。これもB&W史上では、数少ないユニットの組み合わせです。

38cmウーファーを思うように駆動しようと思うと、かなりパワフルなアンプと環境がないと厳しいですから、一般オーディオファン(と言ってもかなりハイエンドな)の注目は、おのずとNautilus802に注がれることになりました。

Nautilus802が、B&Wのトールボーイの中でも、特に「名機」として名高いのは、このあたりにもあると言っていいでしょう。

そのバランスと定位は素晴らしく、B&Wでは、後にNautilus802を25cm×2に「アップサイジング」したNautilus800というモデルを作り、このシリーズのフラッグシップとしました。

 

 

 

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