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2016年3月3日
アキュフェーズ モノラルパワーアンプ A-200ペア の特徴
アキュフェーズ モノラルパワーアンプ A-200ペアは、M-6000の構造を引き継いだアンプです。定価は270万円とかなり高額ですが、その値段に見合うだけの性能をもちあわせています。
このアンプでは、最適なスピーカー駆動を可能にするために、大型ヒートシンクを左右に配置し、パワーアンプ・ユニットを並列動作させています。
また、アキュフェーズ社のアンプはもともとSN比が優れていることで有名ですが、アキュフェーズ モノラルパワーアンプ A-200ペアは、さらなるSN比の改善をおこなったモデルです。入力部に採用したダブル構成の「インスツルメンテーション・アンプ」により、出力段とのゲイン配分を調整することに成功しました。これによって得られるSN比は「GAIN MAX:126dB」、「GAIN-12dB:132dB」です。これは、並み居るアキュフェーズ社製アンプのなかでも歴代最高を記録する数値であり、同社の集大成的な商品とされています。音元出版社主催の「オーディオ銘機賞2013」では金賞を受賞し、音楽之友社主催の「ベスト・バイ・コンポ2013」では、部門賞の第1位を獲得しました。発売から年数が経っても、ステレオサウンド主催のコンテストである「ステレオサウンドグランプリ2015」で製品部門第1位に輝くなど、華々しい受賞の数々がその品質の高さを証明しています。
アキュフェーズ モノラルパワーアンプ A-200ペアの増幅回路は、アキュフェーズの独自的な回路である「Double MCS+回路」です。この回路にはカスコード・ドライブ回路を多く使用し、それぞれのパーツが担う役割を明確にすることで、安定した動きを可能にしています。入力した信号を増幅させるユニットを4回路並列に接続することで、雑音を非常に低いレベルにまで抑えることが可能です。
アキュフェーズ モノラルパワーアンプ A-200ペアを2台、ブリッジ接続することも可能で、それによりさらなる出力の増強をはかることができます。
ブリッジ接続だけでなく、バイアンプ接続することによって、低域側と中高域側の2つのスピーカー・ユニットをそれぞれ別々に駆動させ、ハイレベルな演奏を楽しむこともできます。
アキュフェーズ モノラルパワーアンプ A-200ペアのフロントパネルは、細かいボタンがサブパネルに収納されるデザインで、格式高い音楽鑑賞をさらにスマートに演出することが可能です。