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2016年4月11日
TANNOY スピーカー STIRLING/HW の特徴
TANNOYのスピーカーの中でも、エントリーモデルの意味合いが強いのがSTIRLINGです。プレステージシリーズのフラッグシップモデルの意味合いも強いSTIRLINGですが、その実力は非常に高いものがあります。1983年に誕生して以降、数回のモデルチェンジが実行されています。
今回紹介するのは、そのSTIRLINGの進化モデルであるSTIRLING/HWです。STIRLING/HWとは、どんな特徴を持ったスピーカーなのでしょうか?
今回は、STIRLING/HWの歴史や特徴について解説します。
■TANNOY STIRLING/HWの歴史
STIRLING/HWが誕生したのは1988年のことです。STIRLING誕生から5年後に誕生したことになりますね。ちょうどこの時期にTANNOYが日本に本格輸入された時期になります。当然、STIRLING/HWについても日本に多く入ってきており、入門も出るということもあり大ヒットを記録しています。価格も198,000円とお手軽なのもその要因として挙げられますね。
■TANNOY STIRLING/HWの特徴
STIRLING/HWは、特殊バスレフ方式を採用したブックシェルフ型 2ウェイ・1スピーカーとなります。サイズは幅486×高さ700×奥行310mmと手頃なサイズ感であり、重量も210kgと軽量です。ご自宅のラックにも十分設置できる感じが特徴として挙げられます。別売りとして専用スピーカースタンドも用意されていて、よりインテリアアイテムとして際立たせることも可能になります。気になるサウンド特性ですが、25cm2ウェイ同軸型スピーカーユニットを採用していることにより、迫力あるサウンドを楽しむことができます。
このユニットには、当然の事ながら同軸型のメリットである合成力の高さがあります。これにより、より分解能の高いサウンドを実現できるのが特徴です。一度聞くと、その緻密なサウンドに驚くのは間違いありません!他にも、ウーファー部にはTANNOYオリジナルのガードアコースティックコーンを使用しています。コーン紙にもこだわりが見られ、紙質だけでなく塗布する薬品にも独自のものを使用しています。コーン紙といえば、振動防止に大きく関係するものとして有名ですが、STIRLING/HWではこの点に相当なこだわりを見せているのです!
この妥協しない姿勢が、今のTANNOYがあると言っても過言ではないですね。ネットワーク部にはプリント基板を使用せず高性能な銀メッキ線材で直結しています。伝送ロスを最小限に抑えるために、このような設計となっています。常に新しいことにチャレンジする姿勢は高く評価できますね。エンクロージャーにはバリアブル・ディストリビューテッド・ポート・システムが組み込まれていて、設置する場所に応じてサウンドの微調整をすることができるのも特徴的ですね。