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2016年4月11日
TANNOY スピーカー Greenwich の特徴
グリニッジと言うと、皆さんはどのようなものを思い浮かべますでしょうか?私の場合は、真っ先にグリニッジ標準時がぱっと頭に浮かびます。世界の時間の標準がグリニッジで決まっているのは、あまりにも有名なお話です。グリニッジとはイギリスの都市の名前なのですが、TANNOYにはGreenwichというスピーカーが存在しています。
高品質なサウンドとコンパクトさを両立するため、かなり工夫されたスピーカーとなっています。では、Greenwichとはどのような特徴のあるスピーカーなのでしょうか?
今回は、Greenwichの歴史や特徴について紹介していきます。
■TANNOY Greenwichの歴史
Greenwichが誕生したのは、1986年のこととなります。バブル絶頂期のこの時期、高いものでも躊躇なく購入できるほど景気が良かったこともあり、高級志向が高まっている中での誕生でした。ただ、このGreenwichはその意味では真逆の方向を向いていたスピーカーと言えます。
コンパクトサイズもさることながら、価格も138,000円と手の届きやすい設定となっていました。もちろん、この価格ですので多くの方がGreenwichを選択肢に入れたのは言うまでもないですよね。
■TANNOY Greenwichの特徴
Greenwichは、特殊バスレフ方式を採用したブックシェルフ型 2ウェイ・1スピーカーとなります。サイズは幅380×高さ580×奥行270mmで、重量15kgと寝室にでもおけるコンパクト感が特徴的ですね。専用スピーカースタンドも別売りですが用意されていることもあり、スペースさえあればすぐにでも設置できる仕組みをとっていました。実は、このスタンドには高さ調整ができるようになっており、リスニングするポイントに合わせて微調整が可能となっています。
エンクロージャーのバッフル板には超高密度素材であるメダイトを使用しています。これで、安定したサウンドの提供に成功しています。サウンド面に目を向けると、このコンパクトな筐体の中で最大限のパフォーマンスを発揮しようとしている点が特徴として挙げられます。具体的には、20cm2ウェイ同軸型スピーカーである2008Cを採用している点です。
フェイズ・イコライザーの改良や中高音用ダイアフラムの配置を最適にすることにより、このコンパクトな筐体で最高のパフォーマンスを発揮することに成功しているのです。エッジにはタノプラス・サラウンドを採用しています。これにより、特に重低音での再現性の高さを実現することに成功しています。コンパクト化するのは、一筋縄ではいかないものです。
その中で、Greenwichは構想の段階から緻密な計算がされているスピーカーなのです。