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2016年6月10日
B&W CM-1 の特徴
■小さくてもB&Wミニモニター『CM-1』
Bowers & Wilkins(以下B&W)の『CM-1』は、価格的にもサイズ的にも求めやすいことから、日本で大ヒットしたモデルのひとつです。
小さいながらも、音質は『B&W』以外のなにものでもなく、まさしくミニサイズの「モニター」と言うにふさわしいモデルでした。
中低音はケブラーコーンの13.3cm、ツィーターはアルミニウムドームのノーティラスチューブローディング、FTSわずか2つの小さなユニットにB&Wの特許とする技術が詰め込まれており、他社ではけして真似できません。
発売は2006年で、当時の販売価格はペアで121,800円。このサイズのブックシェルフスピーカーとしては割高に感じますが、とんでもない。CM-1のオーディオファンの間での評価は、総じて「安すぎる!」というものでした。
実際、B&Wとしても、この価格に押さえるのは、けっこうな努力を要したものと思われます。あるいは「最も儲からない」モデルだったかも知れません。
2006年頃と言えば、アップルがiPod-nanoの第一世代が発売した年であり、この時からオーディオ全体が、ミニサイズ化した時でもあります。
翌2007年には、iPhone第一世代が発表。音源のデジタルデータ化は、いっきに加速しました。
このことが、ミニモニターであるCM-1の追い風になったことは間違いありません。新世代のオーディオファンたちは、より小さなスペースでの「より良い音」を求めたからです。
CM-1は、そうした人たちの間で、いっきに「頂点」となりえる資質を備えていました。
音質的には、同時期に発売されていたB&Wの国内ベストセラー『805』に極めて近く、中高音については、ほぼ同じと言っても過言ではないでしょう。
それもそのはずで、ユニットそのものは、ウーファーの口径こそ差があるものの、ほぼ同じなのですから。
それが、805の半額近い価格ですから。オーディオファンが「安すぎる」と唸るのももっとものことです。
一方で、CM-1には、ホームシアターのサラウンドスピーカーとして用いられる、もうひとつの「顔」がありました。
もともとCMシリーズ自体、センタースピーカー、サブウーファーを従えた「シアターシステム」であり、この時の中心はCM9というB&Wお得意のトールボーイ。
もちろん、サブウーファーがあるのですから、CM-1を中心として構成することも可能ですが、CM9が、それを上回るポテンシャルであることは言うまでもありません。
単体でも優れているミニモニターをサラウンドに用いるというのも、ずいぶんと贅沢な話ですが、B&Wのハイエンドスピーカーは、かなりな割合でシアタースタジオでも用いられていますから、そのシアタースタジオと同じ音質を家で再現できるわけですから、やはり「安い」のかも知れません。
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