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B&Wシアターシステム CM9の特徴

■B&Wシアターシステム

 

英国のBowers & Wilkins(以下B&W)は、スタジオモニター用スピーカーにおいて、オーディオマニアの間で知らない者のいないハイエンドスピーカーメーカーですが、昨今のもうひとつの「顔」が、ホームシアター向けスピーカーです。

もともとスタジオモニターとシアター用スピーカーは、ソースが非常に似通っています。それは「音楽をふくよかに再現する」というよりも、元の音をできるだけ素直に、率直に再現するのが役割ですから。この点においては、B&Wの右に出るスピーカーメーカーは、なかなかありません。

また、B&Wは、創業からの歴史は浅いながらも、いわゆるトールボーイタイプのスピーカーを当初から研究していて、一時期は、本国英国でも「トールボーイと言えばB&W」と言えるほどの実績を持っていました。

その技術は、途切れることなく脈々と現代に受け継がれ、現在考えうるシアターシステム用オーディオの“最高峰”の名を欲しいままにしています。

 

 

B&Wが本格的にホームシアターシステムに取り組んだのは、2000年発売のCDMシリーズからで、そのメインたるCDM7は、それより5年早い1995年。この5年間は、世界のオーディオ全体がホームシアターへ向かう途上期でもありました。

この時点で、B&Wは、すでにスタジオモニター用としてのトールボーイモデルをいくつも発売していて、ホームシアターへの移行期は、まさに「渡りに船」であったにちがいありません。

 

CDM7は、ウーファーこそ16.5cmでしたが、同社の特許でもあるケブラー繊維コーンを使用していて、高さ90cmのキャビネットから出る低音域は、特に不足を感じさせるものではありませんでした。

しかしながら、ホームシアター用とオーディオ用スピーカーには、大きな違いがあります。

言うまでもなく、5.1chなどの多チャンネル化です。

これまでの、ステレオタイプは音源そのものが2chですから。その音を左右から素直に出せばよかったわけですが、ホームシアター用とするためには、基本的にスピーカーの数が足りません。

かくして2000年、B&W初となるセンタースピーカー『CDMCNT』発売。サラウンドスピーカーCDMSNT、サブウーファーASW-CDM。もともと、映画の音響スタジオでも使われているB&Wがシアター用スピーカーを出したのですから、騒がれないはずはありません。

その後も矢継ぎ早に、各トールボーイモデルにセンタースピーカーを追加し、ハイエンドなホームシアターシステム用オーディオをプロデュースしていきました。

 

 

住宅事情が災いしてか、日本国内でこそあまり騒がれていませんが、海外では、CDMシリーズの後継であるCM9〜CM10を中心とした組み合わせが、『B&W 5.1chシアターシステム』として販売されており、オーディファンのみならず、映画ファンの間でも垂涎の的となっています。

CM9を中心とした組み合わせなら、中古で60万円前後くらい。B&Wのスピーカー6本セットですから。かなり「割安」と言えるかも知れません。

 

 

 

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