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2016年6月10日
B&W 805diamond の特徴
■日本で大ヒットしたB&W『805diamond』
B&W(Bowers&Wilkins)の800シリーズは、1980年の登場時からスタジオモニターとしてたいへんに有名ですが、800Diamondシリーズはその直系のモデルです。今さら声高にして言うことでもありませんが、Diamondは、ツィーターにダイヤモンドを用いていることからです。
805Diamondは、その最廉価版となる2ウェイスピーカー、言い換えればDiamondツィーターを用いた最も安価なモデルであったこともあり、特に日本国内では大ヒット商品となりました。
廉価と言っても、1本で30万円近くしましたから、2ウェイでウーファーが16.5cmということを鑑みても、じゅうぶんにハイエンドと呼んでいいでしょう。
日本で大ヒットしたのは、価格よりはむしろそのサイズで、悲しいかな、日本の住宅事情に合っていたということなのでしょう。世界的にも、最もこのモデルが売れたのが日本であり、2012年には、特に日本だけをリスペクトした『805Diamondリミテッド・エディション』を発売しています。
国内における805Diamondの評価・人気は大変なもので、Nautilusチューブローディングの形状がチョンマゲに似ていることから、オーディオファンの間では『殿』の愛称で親しまれました。
スピーカーにダイヤモンドを用いるという発想自体、当時のオーディオ界を驚かせましたが、B&Wの言葉をそのまま借りるなら“理論上の完全なツィーター、すなわちコンピュータ上にしか存在しない究極に硬くゼロ質量のツィーターに最も適した材料がダイヤモンド”なのだそうそうです。少しオーディオを深く突き詰めた方なら、この理論はうなづけることでしょう。
ただし、高い周波数を澱みなく再生するには軽くなくてはなりません。B&Wは、ダイヤモンドを化学気相成長法と言われる手法で、成功させたのです。
805Diamondを求めた人たちは、ほぼ例外なく、このダイヤモンド・ドーム・ツィーターの再生能力に魅せられたからと言っていいでしょう。
一度試聴すれば、その解像度は、これまでのスピーカーとは「別世界」であることが分かります。
さらに、805Diamondに限って言えば、その音質を得るために、さほどの室内空間も駆動力をも必要としません。アンプの力量と環境が、そのままスピーカーに率直に反映される、と言った方が分かりやすいでしょうか。
トールボーイの802diamondあたりになれば、やはりそれなりにアンプを選ぶスピーカーですから。
人気が高いだけあって、中古市場でも価格は高止まりしていますが、ブックシェルフスピーカーの購入を検討されているのであれば、一度は805Diamondを試聴してみることをお勧めします。
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