みっけオーディオブログ オーディオよもやま話

TANNOY スピーカー Westminster Royal/HE の特徴

TANNOYのターニングポイントとも言える時期として、プレステージシリーズの販売時期となります。次世代のスピーカーを追求したプレステージシリーズですが、その中でもTANNOYが今まで築き上げたテクノロジーはしっかりと継続しています。

 

そんなプレステージシリーズの中でも、Westminster Royal/HEは超高級モデルとして高い人気を誇っています。憧れの存在となっている、Westminster Royal/HEはどのような特徴を持ったスピーカーなのでしょうか?

 

今回は、Westminster Royal/HEの歴史や特徴について紹介していきます。

■ Westminster Royal/HEの歴史

Westminster Royal/HEは、1999年に販売開始されたスピーカーです。「ロイヤルボックスで聴くガラ・コンサートの感動」をキーワードとして、高い再現性のサウンドを奏でるモデルとなっています。その分、価格も超高額となっていて、一台1,942,500円となっています。ただ、それに似合うだけの満足度を得ることができるのが特徴です。

■ Westminster Royal/HEの特徴

Westminster Royal/HEは、オールホーン方式を採用したフロア型 2ウェイ・1スピーカーです。サイズとしては幅980×高さ1,395×奥行560mmであり、重量は138kgと巨漢なものとなっています!高級感のある木目が印象的な外観ですが、実は正面に蓋も用意されているのが特徴です。これにより、未使用時には蓋をしておくことで、塵の侵入を防止する効果があります。蓋ももちろん木目調のデザインを採用しています。

 

また、Westminster Royal/HEはTANNOYオリジナルのウッドワックスが付属しています。これにより、より艶やかなウッドデザインを演出することができます。見た目も重要ということですね!

 

サウンド面では、ハードエッジを採用した38cm同軸型2ウェイユニットが実装されています。このユニットで、上手くサウンドの合成を実現することで更なるサウンドの深みを実現することに成功しています。磁気回路にはALCOMAX-IIIマグネットを採用しています。

 

このALCOMAX-IIIマグネットは、何と従来モデルの3倍の磁気エネルギーが生まれるものとなっていて、駆動力がぐんとアップしているのが特徴です。また、プリント基板を使用しないハードワイヤリングがネットワーク部に採用されているので、伝送システムでのロス低減に寄与しています。

 

他にも、コーン部の強度アップや端子の金メッキ処理など、常に安定したパフォーマンスを発揮する工夫がされているのがすごいですね。特に、スピーカー専用のインシュレーターが付属しています。これにより、振動防止や共振によるパフォーマンス低下を防止しています。

 

このように、Westminster Royal/HEは科学的に非常に考えて作られている、特徴的なスピーカーであるといえます。

関連記事

査定

お電話でのお見積り

フリーダイヤル 0120-06-4147

×