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2016年4月9日
TANNOY スピーカー AUTOGRAPH の特徴
TANNOYは創業から100年を迎えるスピーカーブランドとして有名です。
そんなTANNOYが勢いづいたのは1976年となります。
というのも、この時期に日本での輸入が本格化したためです。
その時期とちょうど重なる時期に、AUTOGRAPHというモデルが誕生しています。
圧倒的な存在感と迫力あるサウンドで、多くの人を魅了し続けたAUTOGRAPHの特徴はどのような点にあるのでしょうか?
今回は、AUTOGRAPHの歴史や特徴について紹介していきます。
■ TANNOY AUTOGRAPHの歴史
AUTOGRAPHが誕生したのは1979年です。
先に紹介したとおり、1976年から日本での輸入が本格化しているため、AUTOGRAPHが本格的な日本での普及モデルと言っても過言ではありません。
当時の価格として500,000円とかなり強気の設定となっていましたが、それでも多くのオーディオファンがAUTOGRAPHを求めました。
それには、当然の事ながら価格以上に魅力を感じる点があったのです!
■ TANNOY AUTOGRAPHの特徴
AUTOGRAPHは、コーナー型のオールホーン方式 2ウェイ・1スピーカーの構成を採用しています。
サイズは幅1070×高さ1525×奥行730mmと圧倒的なサイズ感が魅力的です。
それでいて、85kgというのはちょっと信じられない軽さですね!家庭でも使用できるサイズ感という点においても、高く評価されています。
肝心のサウンドですが、15インチの同軸2ウェイ K3808を使用しています。K3808とはTANNOYの代表的なユニットとして有名ですよね。コーン型のウーファーとホーン型のトゥイーターを1個のマグネットでグラップする方法を採用しています。
これにより、より広がりのあるサウンドを提供することに成功しています。また、高温用のダイアフラムは過去モデルとの互換性が高いのも特徴です。ただ同じものではなく、実はコーン紙がアップデートされていてより湿度に強いものとなっています。
これにより、より安定したサウンドを提供することができるのです。ネットワークには、3つの異なる周波数特性をコントロールできる、クロスオーバーネットワークを採用しています。低音から高音にかけて広範囲のサウンドを再現することができます。
40年以上前のモデルとは到底思えないほどの出来栄えに驚くばかりです。AUTOGRAPHは、当時としては画期的なマルチアンプ駆動も可能となっています。このカスタム性の高さもAUTOGRAPHの特徴の一つといえます。このモデルをコンパクトにしたAUTOGRAPH miniも大人気を博しています。
今でも、人気モデルであるのは今回紹介した内容でご理解いただけるかと思います。まだまだ中古市場では多く出回るAUTOGRAPHは、一生もののスピーカーと言えますね!