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2016年2月17日
JBL スピーカー 4345の特徴
JBLにはプロフェッショナルシリーズと呼ばれるモデルが有ります。これは、その名の通りプロユースで使用できる高スペックのスピーカーであります。
家庭用として使用するには、サイズ的にもサウンド的にも難しい大型のスピーカーなのですが、JBL 4345も多くのスタジオで活躍したモデルとして知られています。今回は、JBL 4345の歴史や特徴について紹介していきます。
■ JBL 4345の歴史
JBL 4345は、プロフェッショナルシリーズの一つとして1981年に販売開始しています。単なるスタジオモニターとは一線を画す、より上質なサウンドを提供することを目的として開発されています。
よって、価格も2台で170万円と破格の価格設定となっているのが特徴です。ただ、そのレベルの高さがプロの間で話題となり、JBL 4345は人気モデルとして今でもその名が刻まれているのです。
■ JBL 4345の特徴
JBL 4345は、バスレフ方式の4ウェイ・4スピーカーで構成されています。各ユニットの構成は以下になります。
低音用-46cmコーン型(2245H)
中低音用-25cmコーン型(2122H)
中高音用:ホーン型(2420+2308)
高音用:ホーン型(2405)
サイズは、幅765×高さ1096×奥行470mmで112キロとなっています。
ドデカイ筐体は、正直家庭用としては厳しいサイズですが、オーディオファンの中では家庭用として使用されている方もいらっしゃいます。筐体はウォールナット仕上げとなっていて、艶っぽさがあるのが特徴的です。よって、インテリアの一部としても使用できるほどの仕上がりとなっています。
肝心のサウンドについては、JBLとしては初登場である46cmコーン型ウーファー2245Hを採用しています。
従来は38 cmコーンであったので、単純にサイズアップによるコーン紙拡大の恩恵だけでなく、低歪を中心とした低域再生特性を劇的に改善することに成功しているという特徴があります。また、コーン部にオリジナルのダンピング剤を塗布することにより、高音域でのノイズ除去も実現しています。他にも、筐体自体が剛性に優れていて、細かな振動を防ぐ役割を果たすことにより、安定してレベルの高いサウンドを実現できているのが特徴です!
これだけ考えぬかれて設計されている当たりに、JBL 4345の本気度が伺えます。バランスの良い構成となっているのも特徴であり、水平80゜×垂直45゜の指向性が実現しています。いくらいいサウンドが再現できても、指向性が低ければ何の意味もありません。JBL 4345は、広いスタジオでもその実力を余すところ無く発揮できるように設計されているのです!
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