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JBL スピーカー パラゴンの特徴

JBL パラゴンは、どこか近未来の乗り物を意識したかのような、特徴的な曲線美を感じさせるスピーカーとして有名です。発売された当時、世界一のサウンドを奏でるスピーカーとしてその名を縦にしたJBL パラゴンですが、今でもそのユニット構成には度肝を抜かされる思いがします。そんな、スピーカーファンの心を鷲掴みにする、JBL パラゴンの歴史や特徴について解説していきます。

 

■ JBL パラゴンの歴史

JBL パラゴンが登場したのは1957年のことになります。最強スピーカーと呼ばれていますが、あまりのレベルの高さから価格もべらぼうに高かかったのです!よって、1986年までのロングセラースピーカーでありながら、トータルで1000台ほどした販売されていませんでした。
当時の販売価格は200万円であったのですが、今では激レアモデルとなっていて、中古市場で圧倒的な高値で販売されています。JBL パラゴンは、車で例えばフェラーリやランボルギーニのような、超メジャーながら実際に乗っている人は少ない高級スポーツカーに似た存在なのです。

 

■ JBL パラゴンの特徴

JBL パラゴンは、フロントローディングホーン方式のフロア型3ウェイ・6スピーカーとなっています。インテグレーテッド ステレオスピーカーシステムの特徴的なモデルとしても、歴史に名を刻んでいます。詳細なユニット構成は以下になります。

 

低域用 – 38cmコーン型(150-4C)×2
中域用 – ホーン型(375+H5038P)×2
高域用 – ホーン型(075)×2
ネットワーク – LX5、N7000(各2)
サイズは、幅2,630×高さ900×奥行740mmで何と350キロという超巨漢です!

 

ぱっと見たら、JBL パラゴンは机のような感を受けます。特に正面の丸みを帯びた部分は、とてもスピーカーとは思えないシルエットとなっています。また、ウォルナット化粧板の上質な出来栄えは、インテリアアイテムとしても秀逸な出来となっています。

 

このスタイルに関して、多くのファンを虜にしているのは、言うまでもない事実であります。今では、スマートフォンスタンドとしてJBL パラゴンの形を模したものが販売されているほどです。この時期のJBLのスピーカーのゴールデンコンビである150-4Cと375が、最強なサウンドを再現することに成功しているのが特徴です。また、高いレベルでバランスを保っているので、どの音域でも非常に素直なサウンドを奏でることができます。

 

また、JBL パラゴンは筐体自体が大きいこともあり、非常に広がりのあるサラウンドを楽しむことができます。部屋の端にいても、その美しいサウンドに揺らぎがなく楽しむことができます!

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