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2016年4月13日
オーディオ入門 ~住環境とオーディオ編~
現代の住環境もオーディオに関わる
オーディオを愛する人たちにとって、その音を聴くためのスペースの「住環境」もオーディオにこだわるのと同じくらいに重要なことになります。例えば、生活環境の中でオーディオ以外の家電製品の音は邪魔に感じるものです。エアコンなどの、季節家電の音や風って気になりますよね。地下の部屋などには、エアコンや換気扇が必ずあると思いますが、これってどうにかならないものなのかな・・と思う人もいらっしゃるかと思います。部屋の形や形状によっても音の違いが現れます。壁や天井、家具の置き方によっても音の響きは変わってきます。何かが少し変わるだけで、音はその環境によって変わります。良いオーディオを用意するだけでは音の良さを引き出すことができないのです。そうはいっても、部屋をオーディオのために設計したり改造したりすることはなかなか簡単にできることではありません。そこで、どんな工夫をすればよりいっそう良い音を響かせることができるのか考えていきましょう。
住環境の見直すポイント
オーディオのために見直していく住環境のポイントは「反射音の調整」「壁の凹みで起こる共鳴対策」「部屋のでっぱりで起こる音の乱れの対策」なのです。オーディオを設置する住環境は音が響きすぎても響かなすぎても良くはありません。適度が一番ということですね。引越し前の住居などで声を出すと物凄く響くけれど、家具などを設置して実際に暮らし始めると響かなくなりますよね。絨毯を敷いたりカーテンを取り付けるだけで、響き渡る音は響きがおさまり大きく変わります。そして、素材や厚みによっても変わります。
スピーカーの設置
オーディオの音を鳴らすスピーカーの設置環境は良い音を響かせるためにとても重要になります。まずは、そのスピーカー自体がその部屋のサイズにあったものなのかということは重要になってきます。音は空気の振動で耳に届いてくるものなので振動する空気の量のバランスが影響するのです。大きすぎるスピーカーを狭い部屋においても実力は発揮できないし、大きな部屋に小さなスピーカーを置くのは物足りなくなるのです。部屋の中のスピーカーの設置場所は部屋のはじや、壁の近く、凹んだ隙間などに置くことは音が悪くなってしまうので適していません。スピーカーの後ろに吸音するものを置くこともおすすめします。吸音材を置くことで壁から反射してくる雑音を防ぐことができます。そしてスピーカーの角度によっても聞こえ方は変わってきます。二つのスピーカーと、音を聴く人間が綺麗な三角形になっているのが理想的です。
天井の形状
天井の形状も音への影響があります。ハリなどがある場合は音が変わってきます。そんなときはハリに対して吸音処理をしてみると良いかと思います。