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2016年4月13日
オーディオ入門 ~DAコンバーター編~
DAコンバーターとは
DAコンバーターは別名アナログ変換回路といいます。通称DAC「ダック」です。名前の通りデジタル電気信号をアナログ電気信号に変換する電子回路です。デジタル音源をスピーカーで聴けるようにするためには、どこかの過程でデジタル音源をアナログ音源にする必要がでてきます。ここに必要になってくるのがDAコンバーターです。パソコンから直接ヘッドフォンで音を聞く場合はパソコンの内部でデジタルからアナログに変換されています。パソコンからUSBでつないだスピーカーなどではなくて、オーディオをパソコンをつなぐ場合は基本的にDAコンバーターが必要になります。DAコンバーターにはさまざまな種類が存在します。その種類によって大きく音質なども変化していきます。パソコンメーカーやオーディオメーカー、楽器メーカーなどから多くの製品が販売されています。価格も数千円から数十万円と幅広いです。オーディオにこだわりを持つなら高価なものですがハイレゾ対応になっているものなども良いのかもしれません。
内蔵と単体での設置
CDプレーヤーやパソコン機器の内部でデジタルをアナログに変換させると、アナログ変換回路から起こるノイズが出力され音声に現れやすいと考えられているので、DAコンバーターを単体の機器としてオーディオに設置することがあります。高い音質を求める場合はデジタル信号を送り出すプレーヤーのトランスポートとアナログ変換をするDAコンバーターを独自に働かせます。パソコンなどに内蔵されているDAコンバーターは一般的に「聞ける」というようなレベルです。デジタル信号をオーディオの良質な音で堪能するとなるとDACは重要な機器となります。
USBのDAコンバーター
近年ではUSBのDAコンバーターをよく見かけるようになりました。昔はパソコンから響いてくる音源と言えば、情報が分かる程度で音質にそれほどのこだわりを持たなかったようです。ただ最近では、ゲームや映画、音楽や動画などの提供が増えて利用する人々も多くなっています。音楽ダウンロードサイトなども昔よりも充実して利用しやすくなりました。テレビ業界のようにより美しい映像を作り出そうというのと同じで、音声についても高品質なものが求められるようになりました。そのために内蔵のものではなくて処理能力の高い高性能なDAコンバーターをパソコンに設置をする、そうなると自然と外付け機器になるために、接続方法としてUSBケーブルの形体になります。そのため「USB DAC」という製品が普及しました。USB以外の接続方法としては無線LAN接続の製品もあれば、光ケーブルで接続をするDACもあります。