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2016年3月3日
アキュフェーズ パワーアンプ P-6100の特徴
アキュフェーズ パワーアンプ P-6100は、M-6000のステレオ・バージョンです。音楽之友社主催の「ベスト・バイ・コンポ」では2012年、2013年と連続で2位に選ばれています。アキュフェーズ社の商品は「ベスト・バイ・コンポ」において毎年のように選出されており、全モデルを通してオーディオ・ファンからの信頼が厚いことが分かります。
アキュフェーズ パワーアンプ P-6100のパワーを支える強力電源部は、「パワーMOS FET」の8パラレル・プッシュプルです。これにより、700/W1Ω、440W/2Ω、220W/4Ω、110W/8Ωの圧倒的大出力パワーを達成するモデルとなっています。強力電源部は、巨大な高効率型トロイダル・トランスと、大容量のフィルター・コンデンサーで構成されています。トロイダル・トランスは、放熱フィンがついたアルミケースに収納することで、駆動の熱から守られています。部品の各パーツは金プレート化され、信号の雑味を極限まで減らすよう、配慮されています。
プリント基板は、低誘電率と低損失の素材として定評のある「ガラス布フッ素樹脂基材」で作成され、ここでも余計なものを一切排除する姿勢がうかがえます。こうした構成によるリニアなパワーによって、超低インピーダンスのスピーカーであっても、うねりの激しいスピーカーであっても、環境に合わせてすんなり駆動させることができます。スピーカーを選ばず高音質を提供することができるのは、アキュフェーズのたゆまぬ技術開発のなせる技でしょう。
アキュフェーズ パワーアンプ P-6100のゲイン・コントロールはMAX、-3dB、-6dB、-12dBの4段階が可能です。ゲインが減少すると残留ノイズも併せて減少するので、クリアな音質を保つことができます。
さらに、アキュフェーズ パワーアンプ P-6100は、2台接続することで、バイアンプ方式、ブリッジ接続と、それぞれへアップグレードすることが可能になります。バイアンプ方式は、低域と中高域のスピーカーを別々のアンプで駆動させる接続で、音質がさらに増す接続です。なお、この接続をするためにはバイアンプに対応した専用のスピーカーが必要になります。ブリッジ接続は、2台のモード切替スイッチを「BRIDGE」の位置に合わせておこないます。2台の駆動力によって、大出力モノフォニック・アンプとして使用することができます。