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2016年4月9日
TANNOY スピーカー Edinburgh/TW の特徴
エジンバラといえばスコットランドの都市として有名ですが、そのエジンバラの名前がついたスピーカーが有ることを小存じでしょうか?それは、超有名スピーカーブランドであるTANNOYが販売しているEdinburghです。エントリーモデルとしても人気の高いEdinburghですが、その中でもEdinburgh/TWの人気が非常に高いのです。では、Edinburgh/TWとはどのような特徴を持ったスピーカーなのでしょうか?
今回は、Edinburgh/TWの歴史や特徴について紹介していきます。
■ TANNOY Edinburgh/TWの歴史
Edinburgh/TWの初代モデルであるEdinburghが誕生したのは1982年の事になります。その後継モデルであるEdinburgh/TWは、その10年後の1992年に販売開始しています。実際には、この中間にEdinburgh//HWというモデルが存在して、Edinburgh/TWに移行しています。価格は一台420,000円と決して高くないのですが、多くのスピーカーファンの心をがっちり掴んだモデルになります。
■ TANNOY Edinburgh/TWの特徴
Edinburgh/TWは、フロア型を採用したバスレフ方式 2ウェイ・1スピーカーとなっています。サイズは幅660×高さ1,020×奥行420mmと若干大きめですが、重量は44kgと手頃なものとなっているのが特徴です。綺麗な木目調のデザインが印象的ですが、何とTANNOYオリジナルの蜜蜂の巣から抽出したワックスが付属しています。
このワックスで、また違ったツヤを出すこともできますし、いつまでもフレッシュな状態をキープできるのです。決して安い買い物ではないので、いつまでも綺麗な状態を保てるというのはストロングポイントと言えます。Edinburgh/TW のユニットには30cm同軸型2ウェイユニットが使用されています。更には、磁気回路にツイン・マグネット・システムを採用しているのが特徴です。
これにより、最適な磁束を実現できることにより、安定したパフォーマンスを常に発揮してくれるのです。Edinburgh//HWと比較すると、3dBも性能向上しているのです。
この細かな積み重ねにより、コンパクトながらも高出力を実現できているのです。他にも、トゥイーター部にはTWトゥイーターをEdinburgh/TWより採用しています。このトゥイーターは、緻密な解析によって導き出された超精密成型となっています。
これにより、効率よく音を放射することに成功しています。既に誕生から20年以上経過しているEdinburgh/TWですが、今でも通用する程のテクノロジーで設計されています。レベルコントロール機能が実装されていて、5kHz以上の高い周波数について+2dB~-6dBの範囲で5段階に増減することができます。
これにより、自分ごのみのサウンドに調整することもできるのが特徴的です!このように、TANNOY Edinburgh/Tはハイレベルでカスタムしがいのあるスピーカーに仕上がっています。