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2016年4月11日
TANNOY スピーカー EDINBURGH の特徴
スコットランドの都市であるエジンバラは、実はイギリス内ではロンドンに継いで観光客が多いスポットとして有名です。そんなエジンバラの名前がつけられたスピーカーがあるのをご存じでしょうか?超メジャーなスピーカーブランドであるTANNOYのEDINBURGHがそれに当たります。意外にもリーズナブルな価格設定と、それでいてハイパワーな出力特性を示すハイパフォーマンスモデルとして、EDINBURGHは多くのオーディオファンに愛されているのです。では、EDINBURGHとはどんな特徴を持っているスピーカーなのでしょうか?
今回は、EDINBURGHの歴史や特徴について解説します。
■TANNOY EDINBURGHの歴史
EDINBURGHが販売開始したのは1982年の事になります。当時はまだ日本でTANNOYの本格輸入が開始されていませんでしたが、そのレベルの高さから日本でも話題になりました。その後、EDINBURGHは正統進化を遂げており、今でもその流れは途絶えることなく継続されています。価格は398,000円と入門モデルとしては最適なのが特徴です。
■TANNOY EDINBURGHの特徴
EDINBURGHは、バスレフ方式を採用したフロア型 2ウェイ・1スピーカーになります。サイズは幅660×高さ1,020×奥行420mm であり、重量は44kg となります。そこそこ大きいですが、十分ご家庭でも使用できるサイズ感となっているのが特徴です。重厚感を感じさせるウォルナットの無垢材の筐体は、艶やかさもあり見ているだけで惚れ惚れします。気になるサウンド面ですが、30cm同軸型ユニットである3149 を採用しています。この3149は、TANNOYの特徴でもある同軸機構を継承しているものとなっています。
ウーファーとトゥイーターを1個の強力なマグネットでクランプして同軸上にマウントしています。これにより、音の合成力に富んでおり上質なサウンドを耳に届く瞬間に再現することに成功しています。もちろん、他のメーカーでは成し得ない素晴らしいテクノロジーであり、さすがTANNOYといえるものとなっています。ウーファー部のコーンに於いては、ガードアコースティック・コーンを採用しています。これにより、振動による音質劣化を防止しているのが特徴です。いくら良いサウンドを奏でる能力のあるスピーカーでも、安定してパフォーマンスを発揮しなければ意味がありません。
EDINBURGHは、その点において細心の注意を払って設計されています。特にボイスコイルについては、何と職人が全てハンドメイドで作成しています。これにより、一定した品質を確保することで、最高のパフォーマンスを常に再現することに成功しています。このように、EDINBURGHは買ってよかった!を実感できる素晴らしいスピーカーとなっています。