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TANNOY スピーカー Canterbury 15HE の特徴

TANNOYのスピーカー遍歴の中でも、かなり大きなトピックスとあげられるのがCanterbury 15HEです。

プレステージシリーズの第一歩を歩んだ名機ですので、今でも大人気のモデルとなっているのは言うまでもありません。では、TANNOY Canterbury 15HEはどんな特徴を持ったスピーカーなのでしょうか?

 

今回は、Canterbury 15HEの秘密に迫っていきます。
■ Canterbury 15HEの歴史

Canterbury 15HEが販売開始したのは1999年のことです。先に説明したとおり、次世代の旗頭としてかなり力を入れているモデルになります。元々、Canterbury というスピーカーは存在していたのですが、ほぼ新モデルに近い形でアップデートされていて、別物と考えても良いレベルになっています。

■ Canterbury 15HEの特徴

Canterbury 15HEは、特殊バスレフ方式を採用したフロア型2ウェイ・1スピーカーになります。サイズは幅705×高さ1,095×奥行480mmと手頃なものとなっているのが特徴です。これなら、ご家庭でも十分設置できるものですね!

そんなサイズ感ながら、最大出力96dB/W/mという高性能なものとなっています。その高出力を実現するのは、38cm同軸型2ウェイユニットです。ハードエッジ方式でダイレクト・ラジエーションのウーファーとホーンロードトゥイーターを同軸上にマウントしているのが特徴です。

 

これは、TANNOY独自のマウント方法として、非常に注目されているものとなります。各々から発せられる音は異なるものなのですが、徐々に音が近づいていき最終的には合成されて高いサウンドの再現性を実現しているのです。理屈だけ聞くとそんなに難しい感じがしないのですが、これを実現するのは相当な技術力がないと出来ません。

 

それを実現しているのは、TANNOY Canterbury 15HEなのです!また、ウーファー部分にはガードアコースティック・コーンを採用しています。このコーンは、こだわり抜かれたコーン紙を使用しているだけでなく、特殊な薬品でコーティングしていることにより、強度と歪の少なさを実現しているのです。

 

劣化対策という側面で言えば、レベルコントロール部に金メッキを使用することにより、酸化を防止して伝送異常を防止する工夫もされています。アース端子の追加により、スピーカーフレームとパワーアンプのアースを接続することで安定したサウンドを奏でることにも成功しています。

 

 

このように、単に良い音を奏でるだけでなく、それを長年キープするための工夫がされているのが特徴です。Canterbury 15HEは、これだけの高機能ですので価格も1,050,000円と高価なスピーカーとなります。2006年に販売終了していますが、中古市場で注目を集めているモデルになります。

 

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