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2016年4月13日
オーディオ入門 ~スピーカーにはこんな種類がある編~
スピーカーの種類
オーディオ機器の中でのスピーカーの種類というのはたくさんあります。そしてスピーカーというのは音を鳴らす上でとても重要なオーディオ機器とも言えます。日常生活やメディアなどで見かけるスピーカーを思い浮かべてみると、多種多様の大きさと形があるのが分かります。埋め込まれている物もあれば、置かれている物もある。吊るされているものもあります。用途などでもスピーカーの種類は変わってきます、学校や病院などの公共施設や商業施設に設置されているスピーカーと自宅の部屋に設置するスピーカーは同じ物ではありませんよね。まずは、スピーカーを包み込む箱のエンクロージャーとスピーカーユニットなどから整理していきましょう。
エンクロージャーの種類
オーディオスピーカーを包み込んでいる(覆っている箱)のがエンクロージャーです。エンクロージャーはダイナミック型のスピーカーユニットの後ろから出る音を封じることで、スピーカー全面から鳴る音に影響を与えさせないという役割があります。エンクロージャーには音封じだけではなくて、オーディオの音の共鳴を利用して低音を再生できるようにする役割もあります。物によっては前後から出る音が干渉しないスピーカーユニットも存在しますがこうした形のものはダイナミック型のものよりも音質が劣る場合が多いようです。エンクロージャーにはさまざまな形状があります。
・平面バッフル型
穴をあけた平面の板にスピーカーユニットと取り付けた開放感のある音が特徴です。
・後面開放型
平面のバッフルの周りを折り曲げています。ラジオやテレビなどに使われています。
・密閉型
後面開放型の後ろを完全に塞いだ形です。ストレートな音がします。
・バスレフ型
密閉している箱に穴をあけてダクトを取り付けてあります。低音をより大きく再生できます。
・ダブルバスレフ型
バスレフ型の中身を二つに分けて内部にもダクトを取り付けている形です。深みのある低音が特徴的です。
・フロントロードホーン型
スピーカーユニットの前にホーンを取り付けています。
バックロードホーン型、コンビネーションホーン型などもあります。それぞれで音の鳴り方に特徴があり違いがあり。
スピーカーユニットの種類
スピーカーの音が出る部分をスピーカーユニットと呼びます。スピーカーユニットは一つのユニットで全ての音を再生するのが理想的なのですがとても難しいこととなります。なので特定の周波数に特化したものが存在します。一般的な多くのオーディオに組み込まれているのはダイナミック型のスピーカーユニットがほとんどです。スピーカーユニットの種類を紹介します。
・コーン型
コーン型の振動板を動かす事で音を出すスピーカーです。素材は一般的にウレタンフォームやゴムなどです。
・ドーム型
ドーム型の振動板を動かして音を鳴らすスピーカーです。布類を使ったソフトドームと金属を使ったハードドームがあります。
・ホーム型
ドーム型やリング型から出た音をイコライザーなどで絞ってからホーンに接続している形です。振動板には金属が使われていて、ホーンには金属も樹脂も木材も幅広く使われます。
・リボン型
リボン型の振動板を使って、超高音用に使われるスピーカーです。振動板は薄い金属箔が使われています。