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TANNOY スピーカー Impulse15 の特徴

TANNOYのスピーカーといえば高級志向が強いイメージがありますが、シンプルモデルも用意されています。もちろん、シンプルと言ってもその機能性の高さは言うまでもなく高いのですが、手の届きやすいエントリーモデルとしてTANNOY Impulse15があります。手頃なサイズ感と高音質が魅力的な、Impulse15とはどのような特徴があるのでしょうか?

 

今回は、Impulse15の歴史や特徴について解説していきます。

■ TANNOY Impulse15の歴史

TANNOY Impulse15は、1986年に販売開始したスピーカーです。1980年台後半といえば、バブル絶頂期ですよね。高級でも良いものであれば爆発的にヒットした時代です。手軽なサイズ感ということもあり、瞬く間に人気モデルとして定着しました。価格も250,000円とあって、庶民でも手の届きやすい事があったのも見逃せない事実ですね。

■ TANNOY Impulse15の特徴

TANNOY Impulse15は、ブックシェルフ型を採用したバスレフ方式 2ウェイ・1スピーカーになります。サイズは幅500×高さ760×奥行392mmで重量35kgと、ラックマウントできる手頃なサイズ感が特徴的です。綺麗な木目調を楽しめるウォルナットとオークブラックの2種類が展開されていました。上品でありながらも、スピーカーがむき出しになった正面のフェイスは、どこか無骨さも印象付けています。一筋縄ではいかない!そんな雰囲気を醸し出しています。Impulse15は、コンパクトな筐体でありながらも94dB/W/1mの音圧レベルを誇るモデルになります。

 

それを実現しているのは、何と言っても38cm同軸型2ウェイユニットである3809のお陰です。独自の同軸2ウェイ方法を採用していて、音の合成力に秀でているのです。この合成能力の高さにより、より高密度なサウンドを実現しているのが特徴なのです。

 

トゥイーターにおいては、レベルを調整できるレベルコントロールがあります。これにより、聴く音楽に応じて微妙な調整が可能になります。Impulse15は、ジャンルに捕らわれずあらゆるサウンドへの順応をテーマに設計されています。それを実現するために、このレベルコントロール機能があるのです!よく考えて製造されている印象を受けますね。

 

他にも、ホーンのネック部に多数のスロートが空けられており、位相の補正も容易に行えるのです。カスタム製の高さがImpulse15の魅力的な点ですね。他にも、ノイズを徹底的に除去するための工夫が多数施されています。

 

その代表格として、ボイスコイルはハンドメイドで巻いたものをを使用しており、240℃の過酷な環境でも耐えうるものを採用しています。これにより、熱ストレスによるパフォーマンスの劣化も防止しているのです。このように、Impulse15は非常に考えぬかれたスピーカーなのです!

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