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マークレビンソン コントロールアンプ No.26L BAL の特徴

マークレビンソン コントロールアンプ No.26L BALは、1988年に発売された、マークレビンソンの新時代で初号機となるオリジナル製品のコントロールアンプです、No.26L BALは今でのカード式モジュール形式の常識を破り、オプション基板以外はすべてメイン回路をワンボードで構成し、基板面積を上手くに活用し二つのモノラル回路をシンメトリーに配置した、「デュアル・モノラル・コンストラクション」を搭載しています。

 

JC-2・ML-1Lから始まったスタイリッシュな筐体デザインや、ML-6~ML-6BLへと続くノラル・プリアンプに迫る高チャンネル・セパレーションに、全段ディスクリート構成オーディオ回路、より強化に洗練された電源部等、No.26L BALはマークレビンソンのコントロールアンプ技術の到達点であり、また、高クオリティを持つ音質・高い機能性という、本来なら相反するテーマを融合させたことにより、LNP-2からのテーマに挑戦した、マークレビンソン中期の代表的なコントロールアンプです。

 

マークレビンソンのコントロールアンプ No.26L BALは、アウトフォーカスが徐々にクリアーになっていくようなウォームアップをしていって、アンプのウォームアップの基本的なパターンです。帯域バランスでは変化は少めで、約10分間も経てば、音場の感情報量は抑えられて、サウンドの内容も、新聞写真のような粗粒子型ラフさが残ります。低域は軟調気味でになり質感がゆるく、高域も伸びきってないので、それが逆にゆったりしたおおらかさという魅力を生み出しますが、すこし締まらない制御が足りないサウンドともいえるかもしれません。しかし、さすがはマークレビンソンンであり、時間が経つにつれて内容が充実していき、音の情報が豊かになって音の表情も感じられるようになって、No.26L BALは高級コントロールアンプならではという、独自の世界が開らかれるようになります。

 

バランスボード搭載のNo.26SLは、細部まで精密なサウンドで、それが表現している情報量に驚かされるでしょう。細かいながらも脆さがなく、芯にはしっかりと筋があるものを持っていて、迫力のあるアンプと合わせても、その力強さがぼけることがありません。バランスボード搭載のためにこの時代のマークレビンソンにXLRで接続できるという、うれしい造りになっています。

 

スペック
・入力:アンバランス(LEMO)5系統、バランス(XLR)1系統
・出力:アンバランス(LEMO)1系統、バランス(XLR)1系統。

サイズ
W(幅) : 445.00mm  H(高さ) : 1.00mm  D(奥行) : 333.00mm
重量(kg):4.5kg

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