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アキュフェーズ モノラルパワーアンプ M-60ペア の特徴

Accuphase M-60

アキュフェーズ モノラルパワーアンプ M-60ペアは、1975年7月に発売されました。発売当時の価格は29万円です。1975年頃の大卒男性の初任給は約9万円、女性の初任給はおよそ8万円とされているので、当時から高品質、高価格設定という攻めのマーケティングを貫いていることがうかがえます。
アキュフェーズが徹底してこだわり続けてきた上質な再生音が、このアキュフェーズ モノラルパワーアンプ M-60ペアにもあらわれています。事実、発売から40年近くを経た現在も、中古品の市場では比較的高値で取引されています。アキュフェーズ モノラルパワーアンプ M-60ペアは大きさや重量が比較的コンパクトなので一人でも扱いが易しく、本格的なパワーを持ち運びできる機材としても魅力的です。

 
アキュフェーズ モノラルパワーアンプ M-60ペアはこのアンプの2年前に発売されたP-300の技術を応用して製作されています。回路は、「対称型プッシュプル」が採用されています。全段が直結プッシュプルというこの回路によって、シングル、2ウェイ、3ウェイ、静電型など、どのようなタイプのスピーカーと接続しても、全周波数で安定した動作が可能になっています。これは大変ぜいたくな接続方法であり、上質な音楽を求めるリスナーにふさわしい仕様です。

 
アキュフェーズ モノラルパワーアンプ M-60ペアに限らず、アキュフェーズ社製のアンプは、使用パーツにもこだわりがあります。使用パーツの材質やその劣化によって音質に変化が生じないよう、パーツ本来の役目のみを忠実に果たすものを厳選してチョイスし、それに対して厳しい耐久テストを重ねておこない、耐えたものだけを採用しています。
また、このアンプは、スタジオ・モニターやミュージック・ホールのPAとして使用することも可能です。一般的にキャノン入力といわれるXLRタイプコネクターが備えられているためです。

 
アキュフェーズは、1972年にトリオの創業者が興した会社です。トリオは後のケンウッドで、このアンプが発売された当時、社名はまだ、「ケンウッド」のケンを含んだままのケンソニック株式会社でした。アキュフェーズに変更されたのは1982年のことです。ですが、会社を興した当時から、アキュフェーズがアンプにかける思いは変わっていません。M-60ペアは、アキュフェーズにとって原点でもあり、また一つの完成型でもあります。

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