KRELL パワーアンプ Model 200C

型番 | Model 200C |
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仕様 | W(幅) : 483.00mm H(高さ) : 260.00mm D(奥行) : 433.00mm 重量(kg) 41.00kg |
発売年 | |
高額買取ランク |
rank4 |
KRELL パワーアンプ Model 200Cの特徴
FPB(フル・パワー・バランス)にCAST伝送方式を搭載したMODEL 200の後継機。シリーズの中で小出力なモデル。ハイバイアスA級動作、全段完全バランス差動回路で構成されている。KRELL クレルの歴史
KRELL社は、1979年にダニエル・ダゴスティーノによって作られたエレクトロニクス会社です。ダニエル・ダゴスティーノは大学時代に電子工学を専攻していたこともあり、海軍に所属していた時も高周波関連部隊に所属。海軍を除隊してからはオーディオのエンジニアをフリーで行っていました。
フリーで仕事を行う為、オーディオに対しての技術は凄い物でアンプ、スピーカーの設計はもちろん測定や診断・修理までオーディオに関わる全ての事を一人でこなせる程でした。
1979年にKRELL社を設立するまでの間に、何社もの会社で重要なポストを任され色々な仕事に携わっていましたが、その中でも特にオーディオ・アンプへの興味が高まりKRELL社を設立した後も、クロスオーバー歪みのが少なく、サウンドクオリティも高いA級アンプの開発に全てを注いでいました。
ダニエル・ダゴスティーノが33歳の時にKRELL社では初のオーディオA級アンプ『KSA-100』が誕生しました。『KSA-100』の反響は凄かったのですがダニエル・ダゴスティーノと奥さんの二人で生産していましたから受注が溜まるばかりで生産性は非常に低かったと言われています。
KRELL社は、後に数々の名オーディオ・パワーアンプを世に出していきますが、その全てのアンプのベースとなっているのが初代A級パワーアンプ『KSA-100』と言われています。
2000年に入るまではパワーアンプの世界では常にトップクラスの実力を見せ付けていましたが、元々ダニエル・ダゴスティーノはアンプだけではなくスピーカーの設計も得意としていました。
KRELL社の業績を上げる為にはオーディオ・パワーアンプだけでは厳しく、2000年に入ってからはKRELL社では初のオーディオ・スピーカーを発売して成功を収めました。
2003年にはKRELL社・初のCDプレーヤーも発売され、KRELL社のスピーカー、オーディオ・パワーアンプ、CDプレーヤーをセットとして本格的なホームシアターへ力を入れて行く事となります。KRELL社は単なるアンプメーカーでは無くなり、総合的なオーディオ・メーカーとして生まれ変わったのもこの頃からでした。
2007年頃にKRELL社の創業者・ダニエル・ダゴスティーノが会社を離脱してしまい、KRELL社の行く末を誰もが気にしていましたが、デイヴ・グッドマンがKRELL社の新しい設計リーダーとなり、ダニエル・ダゴスティーノから受け継いだパワーアンプへの拘り、デイヴ・グッドマンが得意とする新世代テクノロジーを組み合わせてKRELL社は今も新しい道を突き進んでいます。